iPhoneで撮った写真なんかとちょっとだけプログラム。世の中ってば自分の知らないことばかり。いろいろとりあえずかじってみる。
映画「13人の刺客」をみたので感想かきます。
映画「13人の刺客」をみました。レンタルの新作棚でもだいぶ在庫がだぶついてきてるだろうこのタイミングで感想を書きます。今回はネタバレありで書いていきます。
将 軍の腹違いの弟という立場に甘んじ、悪行の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)。幕府の老中は、この暴君が国の要職に就く前にひそかに闇に葬るよ う、御目付役・島田新左衛門に密命を下す。斉韶の凶行の数々を知った新左衛門は、命がけで大義を果たすことを決意。信頼が置けて腕の立つ刺客を集め、斉韶 が参勤交代で江戸から明石へ帰国する道中を狙うことに。わずかな手勢で300人を超える軍勢を迎え討つため、新左衛門たちは落合宿を買収。大掛かりな罠を 仕掛け、斉韶ら明石藩の一行を待ち受けるが…!?
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16741/
選ばれし13人のスーパー戦士 VS 狂気のボスとその手下300人。
そんなおはなし。
結論からいえば、まあまあよく出来てるし、そこそこおもしろいような気もするけどモヤモヤする部分も多い作品。「うーん、まあいいんじゃないの?」くらいの感想になってしまいます。この映画、売りはラスト50分の戦シーン!!!!!
50分はラストとくくるにはちょっと長いよっ><
13人のスーパー戦士こと刺客の皆さんですけども、見終わった後に13人全員を思い出せません。13人もいらないです。作品中でそれぞれの刺客の皆さんのキャラ設定を印象づけるようなエピソードがとくにない上に、だいたい同じ風に死んでいくのでよくわかんないです。ひとり槍を使ってたなーくらい。刺客のみなさんは界王拳というかハイパー無双モードの使い手で敵をばっさばっさ斬っていった結果いきなりフラフラしだしてバタンキューでやられちゃいます。ふーんってなります。でもまあこれはいいです、敵の人数が多い方が迫力がでるって思ったんでしょ。
実際のところ、13人で数百人で戦うとすればポイントは戦術だと思うんです。勝つために出来ることはすべてやるべきだし、リスクも十分に考慮するべき。危険な刀バトルは極力減らすために罠を仕掛けてそこで大部分の敵を減らすのがセオリーでしょ。そこの部分があまりにも雑。スーパー無双タイムで敵をバッタバッタとなぎ倒すシーンが欲しいからってなにもそこを雑にするのはちょっとファンタジーの世界になってしまいます。そうするなら鎖がま野郎とか女忍者、怪力ハンマー、忍者のカメ軍団とかいれてもいいんじゃないのって思います。
敵を追い込むためにある程度の仕掛けをします。どういう仕組みかわかんないけどおっきな壁がドーンととびだしてきて敵を分断します。屋根の上から弓矢打ちます。火がついた牛のCGが敵を追っかけ回します。
罠はそれだけ。
それが終わったら刀もって敵に特攻→SUPER無双モード!!!!!
さすがにそれはないでしょ、無理がありますって。
せめてもっと火薬使えよ。特攻するなら防具くらいつけなよ。
勝つために考えろよ。賢いキャラ演出してる人いるじゃん。
そもそも13人じゃなくてもっと人数を集めればいいんじゃないの?
もっかいいいますけど、この戦シーンが50分続くのです。
刺客さんたちが敵と戦ってる間、観客は退屈と戦ってます。
映画ってのはクライマックスにむけて盛り上がるのを観る側は期待してるわけで、せっかく素晴らしい前半でも、後半できっちりまとめてくれないと肩すかし感が出てしまう訳です。
前半はほんとうに素晴らしいので余計にがっかりなのです。
稲垣吾郎が演じる狂気のボスはすばらしいです。ちょっとした舌打ちや後半に通じる蹴鞠、ぼそっと家来の耳元でつぶやく言葉、もう言い出すとキリがないその狂気っぷりは本当によく演じてる。本当にちょっとおかしいんじゃないの?って思ってしまうくらい。食事のシーンなんかはやりすぎってなくらいにいいです。彼以外にここまではまる人は思いつきません。
ほかにもいいところはたくさんあります。
前半の「みなごろし」の文字を書くシーン。書くのは稲垣吾郎のお遊びで四肢を失った女の子が筆を口にくわえて。思わず目を背けたくなるその迫力はすごいです。それを見た役所広司の衝撃と覚悟の表情が「わらう」という行動。すばらしいです。
そこからは非常にテンポもよく傑作を予感させます。
だからこそのガッカリラスト50分。
ほんとにもったいない。
CGがしょぼいのはもう慣れてる。CGの牛が走ってるシーンもどうでもいい。
日本刀でひとを何人切れるかなんて議論は興味ないしどうでもいい。
お笑い担当の伊勢谷についてもこういう選ばれたメンバーででっかい敵を倒す系映画にはお笑い担当が必須なんでしょ。いてもいなくてもいい。ホモ展開はまあノーコメントで。
こういうちっさいことにグダグダ言ってるんじゃなくてラスト50分が無駄に長くてファンタジーだからつまんない映画になってる。それが残念でしょうがないのです。
そもそも山田孝之ってバトル前とバトル後しかでてないし!!!間はなにしてるの!!!
それを差し置いてもここ最近の時代劇チャンバラムービーのなかではまあまあ悪くないようなきはします。結論としては「うーん、まあいいんじゃないの?」です。前半みてると日本映画の傑作の予感はしますし。予感は外れるんですが。
あとセリフはしびれるのがいくつも出てきます。ぼくが好きだったのはこれ。
刺客のメンバーになる決意を固め、嫁を置いて家を出て行くシーンでのセリフ。
いつかえってくださるの?「すぐ戻るさ、だがもし遅ければお盆にかえってくる。」
海外だとどんな風に訳すんだろうなーなんて思いながら見てました。
すべてをひっくるめても見ても損はしない映画だとは思います。。。
とりあえず強引にまとめ。
こんな人におすすめ!!
稲垣吾郎の狂気に触れたい人!
日本映画の傑作を予感したい!それが多少は外れてもガッカリしない人!
| Print article | This entry was posted by admin on 2011年8月21日 at 11:11 PM, and is filed under 映画. Follow any responses to this post through RSS 2.0. You can leave a response or trackback from your own site. |