映画

映画「ヒミズ」をみました。ネタバレなしで感想かきます。

映画「ヒミズ」を見てきました。

 

とりあえずパパッと感想かいてはみたけどうまくまとめらんないです。もう一回みてネタバレありで書きたいなあなんて思いますけどとりあえず公開><

 

ギャグ漫画「行け!稲中卓球部」で人気を博した古谷実が、ギャグを封印して若者の心の暗部を浮き彫りにしたコミック「ヒミズ」を、「冷たい熱帯魚」「恋の罪」の鬼才・園子温監督が実写映画化。ごく普通に生きることを願っていた祐一と、愛する人と守り守られ生きていくことを夢見る景子。ともに15歳の2人の日常が、ある事件をきっかけに絶望と狂気に満ちたものへと変わっていく様子を描く。主演は「パンドラの匣」の染谷将太と、「劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ」の二階堂ふみ。2011年・第64回ベネチア国際映画祭では、染谷と二階堂がそろってマルチェロ・マストロヤンニ賞(新人俳優賞)を受賞した。

http://eiga.com/movie/56356/

 

 

ヒミズ=日見不

暗い地中で暮らすモグラの仲間。

 

 

 

普通に生きていきたい中学生の主人公・住田。その住田に熱狂的とも言える愛情を持った同級生の茶沢。

そんなふたりのお話。

 

映画ってのはストーリーも重要なんだけどメッセージも重要で、この映画はそのメッセージの部分にこそ魅力があります。ストーリーはツッコミどころがちょいちょいあるんだけど。原作のある映画で、原作になかった震災を映画に含めることはいろいろ難しいところもあって、そのせいでやっぱり賛否両論にはなってるみたいだけど。

 

普通に生きたいだけなのに、環境がそうさせてくれない。育児放棄をする母親は男を作って出て行く。借金を作った父親は「本当にお前が要らない」と言う。死ねと言われる住田が「考えとくよ」と言うとほんとうに嬉しそうにする父親。夢を持て、がんばれ、世界に一つだけの花をという教師の言葉があまりに軽すぎます。

 

3.11の大震災の瓦礫の中に立つ住田のシーンから始まるこの映画は、中学生のもつ独特な思春期感とかそんなものじゃなくて、普通に生きることの困難さと本当にクズとしか言えない人たちばかりが出てくる中での、脆い希望を描いてる。希望の映画です。

 

臆病ですべてを捨てた夜野と呼ばれるホームレスは言う、住田は希望だと。

 

裕福に見える家に住んでる茶沢だけどリビングの隣の部屋では母親が娘のために首吊り台を作っている。街中では「俺はいったい何者なんだ」と叫ぶ若者。クズでどうしようもない壊れた人たちがたくさん出てきます。世の中狂ってる感じがすごく出てます。

 

この映画のなかで震災の映像の意味がぼんやりしていて、ただ不幸な雰囲気を出してるだけにも見えるんだけど、それはもっと別の重要な意味があって、希望というメッセージだと思います。ひとつの映画として出来ることは、未来を明るくする希望を表現したかったんだと思います。でもそのせいで映画としての違和感がいろいろ出てくるんだけど、それでもこの映画で希望を描くことは、いまのこの時代のこのタイミングとしては素晴らしいことだと思います。震災を軽く扱ってるようにも感じる人がいるかもしれないけれど。

 

違和感は言い出すときりがなくて、「わわ、そんなにロウソク置いちゃ火事になる」ってハラハラするし、あの年齢で性衝動がないのはそもそも不自然すぎて茶沢さんのおっぱいくらいもんでおけってかあんだけパンチラしてるんだし襲って自己嫌悪に陥れよって思うし、帰ってきた住田が極端に変わりすぎてなんだか笑ったりしてるのにまた不安を煽るような最後の銃のシーンで何がやりたいのって感じだし、怒りの石ポケットってわけわかんないし、そもそもあの詩は本当に必要なの?とかも思ってしまって言い出すとキリがないんだけど、それを補って余りあるくらいに2人の演技がいいです。他の人たちの演技ももちろんいいです。

 

その演技についても、特にここがいい!!ってポイントがないのがアレなところなんだけど、茶沢さんの作品を通じての迫力はパッと見だと宮﨑あおいっぽいかわいさと、窪塚洋介に負けない狂気は一見の価値ありだと思います。住田の独特の危うさはいい雰囲気でてます。ホームレスのおっちゃん夜野もすごくよくて、とってつけたような被災感は微妙なんだけど臆病で面倒なことには関わりたくないオーラがすごく出てていいです。だからこそいくつかのセリフでキラリとひかってるところがあります。

 

テーマが原作とはすこし違うためいろんな違和感が出てしまってるけど、それでも限られた時間の中のこのタイミングでそれでも希望をテーマにした部分についてはすごくいいと思うし、それを補ってあまりある役者陣の頑張りは本当にオススメできる映画だと思います。暗く重い空気だらけの映画でぱっと見は微妙だけど、それでもオススメです。カップルで見る映画ではないです。

 

映画前に原作コミックはできるだけ見ない方がいいと思います。映画を見終わった後に原作をみて、演出や設定の違いを見てみるのがベストな楽しみ方だと思います。そこで監督のメッセージがじわじわと伝わってくるんじゃないでしょうか。

映画「13人の刺客」をみたので感想かきます。

映画「13人の刺客」をみました。レンタルの新作棚でもだいぶ在庫がだぶついてきてるだろうこのタイミングで感想を書きます。今回はネタバレありで書いていきます。

 

将 軍の腹違いの弟という立場に甘んじ、悪行の限りを尽くす明石藩主・松平斉韶(なりつぐ)。幕府の老中は、この暴君が国の要職に就く前にひそかに闇に葬るよ う、御目付役・島田新左衛門に密命を下す。斉韶の凶行の数々を知った新左衛門は、命がけで大義を果たすことを決意。信頼が置けて腕の立つ刺客を集め、斉韶 が参勤交代で江戸から明石へ帰国する道中を狙うことに。わずかな手勢で300人を超える軍勢を迎え討つため、新左衛門たちは落合宿を買収。大掛かりな罠を 仕掛け、斉韶ら明石藩の一行を待ち受けるが…!?

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD16741/

 

選ばれし13人のスーパー戦士 VS 狂気のボスとその手下300人。

そんなおはなし。

 

結論からいえば、まあまあよく出来てるし、そこそこおもしろいような気もするけどモヤモヤする部分も多い作品。「うーん、まあいいんじゃないの?」くらいの感想になってしまいます。この映画、売りはラスト50分の戦シーン!!!!!

 

50分はラストとくくるにはちょっと長いよっ><

 

13人のスーパー戦士こと刺客の皆さんですけども、見終わった後に13人全員を思い出せません。13人もいらないです。作品中でそれぞれの刺客の皆さんのキャラ設定を印象づけるようなエピソードがとくにない上に、だいたい同じ風に死んでいくのでよくわかんないです。ひとり槍を使ってたなーくらい。刺客のみなさんは界王拳というかハイパー無双モードの使い手で敵をばっさばっさ斬っていった結果いきなりフラフラしだしてバタンキューでやられちゃいます。ふーんってなります。でもまあこれはいいです、敵の人数が多い方が迫力がでるって思ったんでしょ。

 

 

実際のところ、13人で数百人で戦うとすればポイントは戦術だと思うんです。勝つために出来ることはすべてやるべきだし、リスクも十分に考慮するべき。危険な刀バトルは極力減らすために罠を仕掛けてそこで大部分の敵を減らすのがセオリーでしょ。そこの部分があまりにも雑。スーパー無双タイムで敵をバッタバッタとなぎ倒すシーンが欲しいからってなにもそこを雑にするのはちょっとファンタジーの世界になってしまいます。そうするなら鎖がま野郎とか女忍者、怪力ハンマー、忍者のカメ軍団とかいれてもいいんじゃないのって思います。

 

敵を追い込むためにある程度の仕掛けをします。どういう仕組みかわかんないけどおっきな壁がドーンととびだしてきて敵を分断します。屋根の上から弓矢打ちます。火がついた牛のCGが敵を追っかけ回します。

 

罠はそれだけ。

 

それが終わったら刀もって敵に特攻→SUPER無双モード!!!!!

 

さすがにそれはないでしょ、無理がありますって。

せめてもっと火薬使えよ。特攻するなら防具くらいつけなよ。

勝つために考えろよ。賢いキャラ演出してる人いるじゃん。

 

そもそも13人じゃなくてもっと人数を集めればいいんじゃないの?

 

もっかいいいますけど、この戦シーンが50分続くのです。

刺客さんたちが敵と戦ってる間、観客は退屈と戦ってます

 

映画ってのはクライマックスにむけて盛り上がるのを観る側は期待してるわけで、せっかく素晴らしい前半でも、後半できっちりまとめてくれないと肩すかし感が出てしまう訳です。

 

前半はほんとうに素晴らしいので余計にがっかりなのです。

 

稲垣吾郎が演じる狂気のボスはすばらしいです。ちょっとした舌打ちや後半に通じる蹴鞠、ぼそっと家来の耳元でつぶやく言葉、もう言い出すとキリがないその狂気っぷりは本当によく演じてる。本当にちょっとおかしいんじゃないの?って思ってしまうくらい。食事のシーンなんかはやりすぎってなくらいにいいです。彼以外にここまではまる人は思いつきません。

 

ほかにもいいところはたくさんあります。

 

前半の「みなごろし」の文字を書くシーン。書くのは稲垣吾郎のお遊びで四肢を失った女の子が筆を口にくわえて。思わず目を背けたくなるその迫力はすごいです。それを見た役所広司の衝撃と覚悟の表情が「わらう」という行動。すばらしいです。

 

そこからは非常にテンポもよく傑作を予感させます。

だからこそのガッカリラスト50分。

 

ほんとにもったいない。

 

CGがしょぼいのはもう慣れてる。CGの牛が走ってるシーンもどうでもいい。

日本刀でひとを何人切れるかなんて議論は興味ないしどうでもいい。

お笑い担当の伊勢谷についてもこういう選ばれたメンバーででっかい敵を倒す系映画にはお笑い担当が必須なんでしょ。いてもいなくてもいい。ホモ展開はまあノーコメントで。

 

こういうちっさいことにグダグダ言ってるんじゃなくてラスト50分が無駄に長くてファンタジーだからつまんない映画になってる。それが残念でしょうがないのです。

 

そもそも山田孝之ってバトル前とバトル後しかでてないし!!!間はなにしてるの!!!

 

それを差し置いてもここ最近の時代劇チャンバラムービーのなかではまあまあ悪くないようなきはします。結論としては「うーん、まあいいんじゃないの?」です。前半みてると日本映画の傑作の予感はしますし。予感は外れるんですが。

 

あとセリフはしびれるのがいくつも出てきます。ぼくが好きだったのはこれ。

刺客のメンバーになる決意を固め、嫁を置いて家を出て行くシーンでのセリフ。

 

いつかえってくださるの?「すぐ戻るさ、だがもし遅ければお盆にかえってくる。」

海外だとどんな風に訳すんだろうなーなんて思いながら見てました。

 

すべてをひっくるめても見ても損はしない映画だとは思います。。。

とりあえず強引にまとめ。

 

こんな人におすすめ!!

稲垣吾郎の狂気に触れたい人!

日本映画の傑作を予感したい!それが多少は外れてもガッカリしない人!

映画「17歳の肖像」をレンタルしてみたのでネタバレあり感想かきます。

映画「17歳の肖像」みたので感想かきます。最初の1時間はすっごいおもしろいですよ!最初の1時間だけは!

 

1961 年、ロンドン郊外で両親と暮らす16歳のジェニーは、オックスフォード大学入学を目指して勉強に励んでいた。ある雨の日、ジェニーはデイヴィッドという大 人の男性と出会い、音楽会や食事に誘われる。ジェニーの両親をうまく説得し、彼女を連れ出したデイヴィッドは、友人のダニーとその恋人ヘレンらと引き合わ せ、ジェニーに大人の世界を教えて行く。だんだんと彼への恋を募らせていくジェニーだが、学校で噂になり…。

http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD15847/

 

大人の世界にあこがれる16歳の女子高生と、口のうまいおっさんのラブストーリー。

ひとことだとこんなおはなし。

 

最初の一時間はほんとにおもしろい映画だと思います。主役の女子高生ジェニーを演じるキャリーマリガンは素晴らしい演技をしてます。ほんとうにかわいくってしかたがありません。

 

キャラ設定もシンプルでわかりやすくぼく好みです。異常なくらい頭の固い単純なパパ、口がうまく大人の世界に連れてってくれるけどどこか闇を感じるおっさん、へろへろに情けない同年代の彼氏、頭の悪いブロンドおんなキャラ。学校の先生も男遊びもやってなさそうな真面目メガネ女

 

ある雨の日にチェロを抱えたジェニーは、ステキな車に乗った口のうまいおっさんと出会います。

 

おっさん「ぼくは怪しいかもしれないけど、君のチェロが濡れるのが心配なんだ。

チェロを車にのせるから君は車の横を歩かない?」

女子高生「持ち逃げされるかもしれないからちょっと。。。」

おっさん「じゃあチェロ代をきみに渡すからチェロを車に乗せるよ?」

 

雨の中を歩く16歳の女子高生と、おなじスピードの車のなかのチェロとおっさん。

 

なんだかシャレオツじゃないですか!!!オサレーオサレー(´ω`*)

 

いままで真面目に生きてきた彼女の人生のちょっとした変化の瞬間です、おっさんは彼女の憧れる大人の世界に生きているのです。音楽・絵画の世界。彼が連れて行ってくれる音楽会やバーは彼女が今まで経験したことのない世界。彼女の憧れのパリにも彼は連れて行ってくれる。おっさんはほんとうに口がうまく頭の固いパパもおもわず説得されてしまう。おっさんに惹かれていく彼女、それはもう当然の成り行きです。

 

このあたりから「ん?」ってなるシーンがでてきます。

 

初めての夜、ベッドルームで抱き合うふたり。

おっさん「初めてだといろいろ大変だからこのバナナで練習しよう!」

女子高生「わたしの初めてはバナナなの?バカなの?」

おっさん「ごめんなさい」

女子高生「まじでないわ、やめたやめた」

 

なにこの会話。。。

シャレオツ映画どこにいってしまったの。。。

 

ですがまだ観るのをやめるのはちょっとだけ早いです、次のシーンは必ず観るべきです。

 

この会話のあとの「ルームサービス」というジェニーの言葉は最強にかわいいです。

吹き替えの人もここだけは字幕にしてください。まさに最強です。

その後の2人のパリで遊びまくるシーンはこれまた最強です。オードリーヘプバーンの再来です

 

 

いい映画ここまで

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ここからつまんない映画

 

いい話は続かないのは現実も映画の世界も一緒なんですが、この映画はここからがほんとうに雑です。

 

悪い男にだまされてプロポーズとかされたりするんですか、もう適当に流れていきます。憧れの世界に触れたジェニーは今までの生活を捨てます。名言風に演出してそうだけど、どうにも薄っぺらいセリフ。カットも雑でブチブチ切れてるようにも感じます。1秒でも時間を短くするためにやってそうな感じです。必要なものも絶妙な間もありません。学校を辞めるうえで友人との会話すらありません。前半で「これはいい映画!」と思ってたのにいったいどうしてしまったの。。。

 

口のうまいおっさんはここからはほんとうにクズ男になるわけですが、

 

クズ男の演出のためにわざとクズ映画にしてしまったのかと思ってしまいます。

 

それはちょっと斬新すぎます。ついていけません。

 

 

 

 

ここから最後までネタばらしします。

 

 

絶望の中で彼女はオックスフォード大学を目指すことにするのですが、たいして頑張るシーンもなく合格通知が届きます。見てるほうはポカーンとしてしまいます。

 

その後の最後のセリフもひどいです。

 

観客の期待→「大学生活を始めた彼女は、今までの過ちを乗り越えてひとつ大人になる。」

実際の彼女→「すべては無かったことにして、普通に生きていく。」

 

なかったことにするんかい!!!観てる人の時間も返さんかい!!!って思わずつっこんでしまいます。前半はいい映画の予感がしてただけに本当に残念な映画です。後半いらなくね?中途半端になるけど最初の一時間だけでよかったんじゃないの?そんな思いだけが残ります。ジェニーがかわいかっただけに本当に残念です。

 

こんな人におすすめ!

レンタルの返却日が今日だけどもう見る時間が一時間くらいしかないって方。

とにかくかわいくてキュートでステキな主演の女子高生が出てれば他にはもうなにもいらないって方。

 

ぼくはジェニーの「ルームサービス」の一言で満足できたので、車にのって雨の日にチェロをもった女の子を探す旅に出たいと思います。

映画「ソーシャルネットワーク」を観たのでネタバレ無しで感想かきます。

映画「ソーシャルネットワーク」をレンタルして観たので感想を書きます。

 

映画をみて感想を書くというのを始めてこれで3本目です。今までの2本が「スーパー8」「ヒーローショー」となかなか人にオススメできない映画だったので、ようやく面白かったから観たほうがいいよ!と言える映画を観ることができました。「ソーシャルネットワーク」は素晴らしい映画でした。

 

世界最大のSNS「Facebook」誕生の裏側を描いた伝記ドラマ。ハーバード大学在学中にFacebookを立ち上げた主人公たちが、一躍有名人とな り巨万の富を築くものの、金や女、裏切りの渦に巻き込まれていくさまを映し出す。監督は、次々に話題作を送り出すデヴィッド・フィンチャー。キャストには 『イカとクジラ』のジェシー・アイゼンバーグ、『Dr.パルナサスの鏡』のアンドリュー・ガーフィールド、ミュージシャンのジャスティン・ティンバーレイ クら注目株がそろう。

http://info.movies.yahoo.co.jp/detail/tydt/id337475/

こんなに主人公が笑わない映画はないと思います、それくらいに主役のマーク・ザッカーバーグは笑いません。スパイ映画でも戦争映画でもないのに。なぜなら彼はパソコンオタクで不器用で天才だから。思いついたことはすぐにやらなきゃ気が済まないし、夢中になりすぎて他のことにまで気が回らない。だからみんなが夢中になるWEBサービスを作ることも出来るし、大切な人を傷つけたりもするのです映画が始まって5分、恋人との別れ話のシーンで彼のそんな性格がすぐにわかります。

 

この映画の最大の特徴はそのスピードとリズム。ホントに退屈せずに最後まで観れました。会話のスピードが速いので特にそう感じるのかもしれませんが、インターネットの世界のものごとが産まれる速さ、成長する速さがうまく表現できていると思います。産まれたサービスのユーザー数がどんどん増えていき、100万人を突破するシーンなんかはすごくリアルです。

 

キャラ設定も分かりやすく天才パソコンオタクとその親友、家柄も素晴らしくボートでオリンピックにでるようなリア充兄弟、ナップスターという有名なサービスを作った迷キャラのショーン。そんな天才マークを取り巻く人間関係。サービスが大きくなるにつれて金や法的な話となり、段々とこじれていくのも当然の成り行きです。

 

パソコンオタク映画によくあるハッキングシーンのように黒い画面にひたすた適当にカチャカチャとキーボートを叩き、さいごにエンターキーをバーンと叩くような安っぽいがっかりシーンはないので安心です

 

だからといって、Facebookとかソーシャルネットワークとかよくわかんないけど専門用語が多そうだし難しそうってひとも、それは映画の中でそんなに重要でもなく、雰囲気でなんとなくわかって十分に楽しめるので安心です

 

そんな天才マークってなんだか人間離れしてそうだし、人情味がなさそうで感情移入が出来なくて面白くなさそうってなるかもしれませんが、彼は途中のワンシーンやラストシーンでもわかりますが愛情も友情もあって十分に人間味あふれていますので安心です

 

あとは、あのジャスティンががっつりキャラにはまってるのも見所のひとつですw

天才マークの原動力となっているもののひとつ、ある時は仕返しだったり、ある時はサービスを広げるという決断だったりするもの。劇中ではそれがこの先どうなるのかはわかりませんが、マークが自分の作り出したサービスのユーザーとしてそれに一歩踏み出すというものです。それを想像しながらエンドロールを眺めるのもまたいいものと思います。

 

ストーリーは成長後とFacebookが産まれて大きくなっていく様子が交互に進む上に情報量が多いので字幕が苦手って方は吹き替えで観たほうがいいと思います。喋ってる長さに比べて字幕が少ないので、吹き替えでもう一度観たいなと思っています。

 

この映画の完成度は非常に高いです。面白かったかどうかってのは、自分好みの映画だったか主人公が好きだったか、そういう話が出来る映画です。つまらない映画ばかり観て好みの話以前に時間の無駄だったで片付けている人には自信をもってオススメします。WEB関係の仕事をしている人も楽しめるし、普段インターネットはしない人もどちらにもオススメできる映画だと思います。

 

映画ソーシャルネットワークはFacebookを知ってる人も知らない人も、全ての映画ファンにオススメです!

 

映画「ヒーローショー」をレンタルして見たので感想書きます。

公開は2010年5月なのでもうだいぶ時間も経ってるのですが感想書きます。

ちょっとだけネタバレありです。

 

何をやっても中途半端なユウキ(ジャルジャル福徳秀介) は、先輩の剛志から、ヒーローショーの悪役のバイトを紹介される。ある日、バイト仲間のノボルが、剛志の彼女を寝取ったことから、剛志とノボルはショーの 最中であることを忘れ大怪我を負うほどの喧嘩をする。しかし剛志の気は収まらず、ユウキを含めた悪友たちを呼び寄せ、ノボル達をこれでもかと痛めつける。 しかし、ノボル達も黙っていない。彼らは自衛隊上がりの勇気(ジャルジャル・後藤淳平)を引き連れ、報復する。次第に彼らの暴走はエスカレートしていき、ついには決定的な犯罪―殺人が起きてしまう。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%BC_%28%E6%98%A0%E7%94%BB%29

井筒監督はいったい何を描きたかったのかと思ってしまうような作品でした。それでも観てよかったと思える理由はひとつ。主演がジャルジャルだから。本当によく演じていたと思います。

 

それ以外には特になしです。

 

それいらなくない?的なシーンが非常におおく、かつ大枠がブレブレな映画でした。

 

暴力が暴力をよぶ青春バイオレンスかと思いきや、後半はロードムービーになります。銀行強盗と人質の間に不思議な友情が生まれる系映画がたまにありますが、今作は気付けばそんな流れになってます。

 

「お前らの顔は覚えたからな。家でひとりで震えてろ。」 → そこからまさかの子供とおでかけ映画へ。

 

こんなセリフは暴力が暴力を呼ぶ映画の一つのお約束ではあるのですが、その結果は劇中ではひとりだけしか描かれません。そのシーンも一瞬のためよくわかりません。あとの人たちがどうなったのかはロードムービーですのでなしです。あ、ひとり事故で重体になってました。なにそれってなりますね。暴力の結果が事故でそれも重体。死なないんかいw って思わずツッコミを入れたくなります。暴力が暴力を呼んだけど、暴力さんとこの息子さん出かけちゃっていないわ的な締まりの悪さです。

 

人が死ぬことが問題となり若者はそれに苦悩する、それを描くことは必須であるにも関わらず生きたまま穴にいれて砂をちょっとだけかけてます。ちょっと少なすぎです。なのに、そのあとはそのことの苦悩をダラダラとロードムービーしちゃうから退屈でピンとこないシーンばかりです。まったくもって説得力がないのです。

 

 

そんな大筋のブレブレヒーローショーですがほんとにジャルジャルは頑張ってますよ

 

でもそれは、自衛隊あがりの無敵先輩のジャルジャル後藤をあなたがイメージできるかにかかっています。どうみても弱そうな気がします。でも、そこを乗り越えれば、まあジャルジャルは頑張ってたねって思うのではないでしょうか。

 

殴るシーンは割とおおいのでグロ苦手な方はやめておいたほうがいいです。

 

ジャルジャルの新たな一面をみたい、そしてある程度はグロもOK、ダラダラしてるところも2人が頑張っているので微笑ましく観てあげれる。そんなあなたにはオススメの映画です!

 

ちなみにぼくはジャルジャルのコント「ハンドイートマン」が好きなので、上記以外の方は検索してコントを見て満足しましょう!

映画「スーパー8」をみてきました。ネタバレなし感想かきます。

映画「スーパー8」をみてきました。

監督がだれだれとか、なにかへのオマージュ作品とかこまかい話は抜きです。たとえばオマージュについて注目してもそこには何の魅力もありません。そんな映画です。

「M:i:III」「スター・トレック」のJ・J・エイブラムス監督が、本作の製作を務める巨匠スティーヴン・スピルバーグとの夢のコラボで描くSFジュブナイル・アドベンチャー大作。1979年の田舎町を舞台に、8ミリカメラで自主映画を撮影中に偶然列車事故を目撃した少年少女たちが、やがて不可解な事件に巻き込まれ、思いもよらぬ大冒険を繰り広げるさまを、スピルバーグ作品へのオマージュも盛り込みつつノスタルジック・テイストあふれるタッチで描き出す。
1979年の夏。オハイオの小さな町で父ジャクソンと2人暮らしの少年ジョー。ある夜、親に内緒で家を抜け出し、チャールズやアリスら5人の友達と共に駅舎で8ミリ映画の撮影中、列車の脱線事故に遭遇する。またその混乱の中で、8ミリカメラは横倒しになったまま、大破した列車の一部から飛び出してくる“何か”を偶然映し出していた。ほどなくして現場には軍が到着。そして彼らは、ある極秘情報が何者かに知られてしまったと、大規模な捜索を展開する。現場から逃げ帰り、誰にも言わないと誓い合うジョーたち。しかし、町では不可解な事件が次々と起き始め、次第に極秘情報である“何か”の実態が明らかとなっていく…。

http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=338676

こんなふうに描かれるといやでも期待は高まりますし、なんだかSF少年冒険活劇なんて
のを期待してしまいますが、本作の見所はそれとはまったく違う部分にありました。

いちばんの見所はこれを言えば誰もが納得すると思います。

 

アリスかわいい!

 

出てくる子供たちはだいたいアニメドラえもんのようなキャラです。
出来すぎ君が主人公のジョー、しずかちゃんがアリスで、アニメ版ジャイアンっぽいチャールズ。火薬大好き役のスネ夫もなかなかいい味をだしています。のび太っぽい奴とキテレツのベンゾウさんっぽい奴もでてきます。彼らが8ミリ映画を作るのですが、とにかくしずかちゃんかわいい!

まずはそこだと思います。ダコタファニングの妹、エルファニング演じるアリス。彼女が8ミリ映画撮影中に演じているシーンや、ゾンビメイクをしながら主人公のジョーと演技の練習をしてるシーン。これはやばいです。おおー!きゃわいい!って絶対なります。少年冒険映画のなかにはそんなシーンってのはよくあるんですが、その中でもトップクラスにかわいいです。ただ、映画ドラえもんのようにストーリーは楽しめません。

 

ほかの部分での見所とすれば、グロシーンはグロ映像は少なくほとんどが音で演出されているところです。スピード感と衝撃音などがこれでもかってなくらい使われており、ほんとうにうまく隠されています。列車の事故シーンはかなり大げさに表現されていてなかなかの見所です。デートに誘う映画としてのチョイスから見ても、ビックリは苦手じゃないけど気持ち悪いシーン苦手系女子を誘っても大丈夫なのではないでしょうか。

 

ほかの見所は特にないです。

 

映画作品としてのクオリティの高さ・完成度のみを求める方にはけっしておすすめはしません。ストーリーはどうにもピンとこないうえに、そういえばアレどうなったの?とか、この設定いる?などの疑問やモヤモヤ、もっとこうしたほうがいいんじゃないの?などのツッコミポイントがどんどん出てくるので、あとで映画好きの友人と語るとビールがすすむかもしれません。

ですが、そんな友人と一緒に見に行けないって方は女子を映画デートに誘って、素晴らしい音響設備の映画館とゆったりくつろげるソファで、デートの相手とこの後どこで食事してそのあとどうにか家に呼んで。。。なんてことを映画そっちのけで考えてると楽しい映画だと思います。

 

たいして必要がないけどこういうシーンを撮りたい!ってな監督がいろいろ付け足しては満足してそうな映画にすぎません。

 

ただ注意としてはエンドロールが流れてきてさっさと帰るのはおすすめしません。

 

劇中で子供達が撮影した8ミリ映画がエンドロールで流れます。それはもう微笑ましく、まるで文化祭のよう。最後にそんなかわいらしいものをみればきっと「まぁボチボチの映画だったかなあ」くらいまでは満足度があがります。

 

かわいいエルファニングを見たいって方にはオススメな映画です!

恋人の携帯電話を見る人は映画を見るべきじゃないって思った。

世の中には知らないほうがいいってことがたくさんあります。
恋人の携帯電話をチェックしてるって人の話をたまに聞きますけど、そんなの百害あって一理なしです。浮気をしてるメールなんて発見すれば今までの幸せが全部吹っ飛びますし、なんにもなくても「たまたま今回は見当たらなかったけど、本当は浮気してるかもしれない」なんて思ってしまっては疑いは消えません。見てるところを恋人に見つかってしまったら最悪です。それが原因で2人の関係は最悪のものとなるかもしれません。なにもなくても疑いは晴れないのです、いいことは一つもなく悪いことだらけなのです。

そんな、人の携帯電話を見てしまうような人は映画を見るべきじゃないです。

映画なんてものはたった1〜2時間で語られるストーリーです。実際の話をもとに作られた映画なんてのは語られてない部分のほうが多いのです。感動的な映画でも、感動する部分だけを抽出してるだけで語られないどん引きするような部分があるかも知れないでしょ?桃太郎は鬼退治をしてみんな平和に暮らしました、なんて話も実際は鬼はなにも悪いことしてない桃太郎の勘違いで、家来の動物には実際にはひどい虐待をしてたかもしれないのです。ドラえもんだって実際は全てのび太君の幻覚かもしれないですし、大人になったのび太くんは実はバイセクシャルで男性との浮気が原因でしずかちゃんと離婚してるっていう裏設定があるかもしれません。

疑いだすときりがなく、物事を楽しむためには語られるものだけを受け止めるのがポイントなのです。映画はテーマに不要なものは取り除かれているのです。それを疑ってはいけません。

ビューティフルマインドって映画をさっき見ました。

1947年ジョン・ナッシュプリンストン大学院の数学科に入学をする。彼は「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」という願いを果たすため、一人研究に没頭していくのだった。そんな彼の研究はついに身を結び、「ゲーム理論」という画期的な理論を発見する。

やがて、その類いまれな頭脳を認められたジョンは、MITのウィーラー研究所に採用され、そして愛する女性アリシアと結婚するのだった。だが、未だに終わる気配のない冷戦が彼の人生を狂わせる。彼の頭脳に目をつけた軍が、敵国の暗号解読を彼に強要してきたのだ。その極秘任務の重圧に彼の精神は次第に追い詰められていき、ついに重い統合失調症になってしまう。

酷い幻覚や幻聴に悩まされながらも、彼は妻と共に懸命に生きていく。

本当に素晴らしい映画です。苦悩の中で、彼を救ったのは妻の真実の愛でした。最後のシーンはノーベル賞でのスピーチで妻への愛を語る感動的なものです。エンドロールでは、事実をもとにした映画のお約束「彼はいまでもプリンストン大学へ通っている」てきな文字が流れて事実をもとにしてる感がさらに増していきます。感動ポイントをあげてみます。なかなか波乱の人生です。

  • 事実をもとにしている
  • 重い病気を抱えている
  • 数学の天才
  • 奥さんがいい人
  • 友人もいい人
  • ノーベル賞とってる

これだけの感動ポイントがあればまあ感動はしますわ。真実の愛ってやつです。

ただし映画では語られてない部分も多いのです。

  • 実際はそこまで極端な病気ではない
  • 主人公のおっさん、実はバイセクシャル
  • 奥さんとは主人公が男性と浮気しちゃって離婚している

えっ離婚してるの?!真実の愛じゃなかったの?!


映画を見終わって感動してるところでこの事実を知って吹きました。離婚て。一番の感動ポイントがぶれてる。さっきのドラえもんで、その裏設定はないわーって思った人もいるかもしれないのですが、この映画ではそれが語られてない事実なのです。こんなものは語られないほうがいいに決まってる、だからこその感動する映画なのです。

恋人の携帯電話をのぞくような、事実をもとにした素晴らしい感動映画の裏側を垣間みてしまうような行為をした結果、ぼくは感動をすべて失ってしまいました。台無しです。まいった。世の中には知らないほうがいいってことがあって、それは感動する映画の語られなかったことであり、恋人の携帯電話の中身なのです。語られないことは疑ってはいけないのです。恋人の携帯電話をみるようなひとは、映画を見ても疑って心から楽しめないのです。そんな人はどうせ楽しめないのだから映画を見るべきじゃないです。時間の無駄です。ぼくは携帯電話は見ないし、映画を見ます。